物流作業の効率化は正味作業の比率アップで

3種類の作業

物流作業を効率で分解していくと、「正味作業」「付帯作業」「ムダな作業」の3種類に分けられます。

正味作業とは

正味作業とは、物流に付加価値を与えて、会社の利益にもつながる実質的な物流作業になります。究極の理想的な物流環境でも行わなければならない作業のことです。ピッキングや梱包作業がこれに当たります。

付帯作業とは

付帯作業とは、付加価値は生まないけれども現状ではやらざるを得ない作業のことです。商品やパレットの搬送、ピッキング棚へ商品を移動させる作業がこれに当たります。

付帯作業の詳細は、「配送代行サービスの付帯作業とは」をご覧ください。

ムダな作業とは

ムダな作業とは、作業をする上で何ら必要のない作業のことです。手ぶらで歩いたり、不明品を探したりする作業になります。

正味作業の比率を増やして効率化

付帯作業やムダな作業を徹底的に減らし、物流に付加価値を与える正味作業の割合を増やしていくことで、会社の利益にもつながります。

ところが、一見正味作業と言えるものでも、実は付帯作業であったりすることがあります。例えば、「商品やパレットを運ぶ作業」や「検品後に後工程で再検品をする作業」「ピッキング棚への商品充填」は付加価値を生んでいませんので、できればそういった作業も減らしたいところです。普段から付加価値を意識していなければ、なかなか改善できないところです。