トヨタ生産方式での工数の考え方

この記事は、トヨタ生産方式での工数の考え方についてです。出勤した人の人数から工数を決めるのか、それとも必要な仕事工数や人を割り当てるのかによって、ムリやムダの量が大きく異なってきます。

人に仕事を割り当てる考え方

「今日は10人出勤しているので、〇〇の作業をしてもらおう」

この発想ですと、作業量に対して人数が多ければ、それだけ人件費のムダが発生してしまいますし、のんびり仕事をすることでミスが発生しやすくなるかもしれません。また、仕事量に対して作業する人数が少ないと、やるべきことが充分にできず、残業が発生したり、ムリが発生したりします。

仕事に工数や人を割り当てる考え方

それに対してトヨタ生産方式では、「今日は受注量が〇〇だから10人必要だ」という発想をします。

この発想ですと、作業量に見合った人を投入することになり、工数のムダが発生せず、作業者もムリなく仕事ができ、効率が良くなります。

作業者の勤務シフトを、作業者の自己申告だけで決めていると、仕事に工数や人を割り当てる考えができなくなります。そのあたりの工夫は、ノウハウを持っている当社のコンサルティングをご利用ください。