トヨタ式改善の基本的な流れ

トヨタ式の改善では、基本的に「1.問題の発見」「2.真因の追究」「3.対策・立案」「4.実施・効果検証」の順で行い、また1.問題の発見を行います。

改善は行動力とスピードが命ですので、あれこれと議論するよりも、まずはやってみることが大切です。

1.問題の発見

まずは問題、つまりムダの発見を行います。そのときに、先入観を持たずに、ありのままを観察して、たくさんの問題を出していきます。

2.真因の追究

トヨタ生産方式「5回のなぜ」でも述べましたが、現場で発生している事実を重視し、トラブルが発生したその要因を「なぜ」質問で発見し、その要因についても「なぜ」を繰り返して、問題の真因にたどり着くまで行います。

3.対策・立案

問題の真因が判ったら、その真因を潰すために、対策を立案していきます。そのときに、理想的なあるべき姿をイメージし、充分に検討してから、改善の実施内容や目標を立てます。

4.実施・効果検証

改善を実施し、改善後の効果を検証します。効果の検証では、どの程度改善ができたかを数値やグラフで判ればなおよいです。