物流作業での問題点の見つけ方
物流作業には、物流作業と在庫の保管があります。トヨタ生産方式での改善では問題点の発見が大切です。それぞれの場面での問題点の見つけ方をまとめました。
作業面
作業面では、次のことをチェックしてみてください。
- ・物がどこの工程で停滞しているのか?
- ・人、設備、仕組みで何か問題ないか?
- ・他工程との連携で何か問題ないか?
- ・札などの日付で古いものはないか?
- ・物、備品の置場はキチンと決まっているか? それが徹底されているか?
- ・作業の進捗状況、在庫状況、指示状況は判る様になっているか?
- ・作業指示は、各工程にタイミング良く出ているか?
- ・物の流れ(動線)は複雑ではないか? 逆流、交差、往復はしてないか?
- ・作業は循環された定常作業を行っているか?
- ・運ぶ、探す、二度手間、仮置きなど、頻繁にムダな動きをしていないか?
保管面
保管面では、次のことをチェックしてみてください。
- ・出荷頻度でロケ管理しているか?
- ・高所作業や、物の形状・置き方で危険な作業はないか?
- ・同じ物がバラバラに保管されてないか?
- ・空いているスペースに物を仮置きしていないか?
- ・保管場所に入りきらない物が、過剰分として管理されているか?
- ・保管は、物理的に先入先出できるようになっているか?
- ・保管は、キチンと置場が決まってるか?
- ・現物と情報はヒモ付けされているか?
- ・帳票などへの転記作業、間違えやすい入出力行為はないか?
- ・在庫確認といった問い合わせが仕事になってないか?