トヨタ式改善の流れ

問題の発見

まずは物流での問題、つまり作業なり仕組みなりの問題の発見を行います。問題がある場所にはムリ・ムダ・ムラが潜んでいるものです。そのときに、実際に現場に出て、先入観を持たずに、ありのままを観察し、小さなことでも良いのでたくさんの問題を出していきます。

真因の追究

現場で発生している事実を重視し、トラブルが発生したその要因を「なぜ」質問で発見し、その要因についても「なぜ」を繰り返して、問題の真因にたどり着くまで行います。例えば、物流でのピッキングのミスが発生したとしたら、ピッキングのやり方が直接の原因だとしても、真因は時間的な余裕の無さかもしれません。

対策・立案

トラブルの真因が判ったら、その真因を潰すために、対策を立案していきます。対策立案では、みんなで考えます。理想的なあるべき姿をイメージし、充分に検討してから、改善の実施内容や目標を立てます。

実施・効果検証

改善を実施し、改善後の効果を検証します。良い改善案にも問題はあるものです。全員で取り組んで問題を潰していきます。効果の検証では、どの程度改善ができたかを数値やグラフで判ればなおよいです。