物流倉庫での工数効率化のために

物流倉庫では、さまざまな作業が発生します。その作業の工数を効率化できれば、人件費を削減でき、ミスも軽減することができることでしょう。物流倉庫での工数の効率化を考えるために必要なことついてまとめました。

根本的な工数の考え方

物流倉庫で働いている人が10人いたとします。経営者は、その10人に一定の給料を支払うために、その10人がムダなく働くようにと作業を与えてしまうことがあります。

そうすると、経営者は「全員がしっかり働いている」と思って、安心してしまうことがあります。

しかし、その10人の仕事が効率よくできたとしたら、8人で済むかもしれません。

そこで、物流作業の理想的な姿を追い求めつつ、なるべく人員が削減できるようにもっていけたら良いと思います。つまり、人がいるから作業を作るのではなく、「この作業には8人必要だ」という具合に発想します。

理想的な作業とは

毎日の物流作業では、その作業でミスなくできたとしたら、それがマンネリ化してしまいます。すると、新たなミスが発見されたら、それを付け焼刃で改善していくことになり、結局は工数が非効率になっていくことも多くあります。

そこで、定期的に理想的な工数はどのようなものなのかを根本から話し合う場を、定期的に持つと良いでしょう。

そのときの考え方として、物流作業の工程を捨てられないか、工程を簡素化できないか、結合できないか、並べ替えたらどうかを考えてみてください。そうすると、今までになかった新しい理想的な作業が生まれることでしょう。