物流でのジャストインタイム

ジャストインタイムとは、「必要なものを必要なときに必要なだけ」という合言葉で、物流にかかる時間の短縮を図る考え方です。この物流にかかる時間のことをリードタイムと言います。リードタイムを短縮することが、物流コスト削減のテーマの一つです。つまり、物流でジャストインタイムを考えて実施するということは、物流コスト削減につながります。

物流の理想

物流の理想とは何でしょうか? それは、滞りなく物流が行われることではありません。究極の理想は、「物流をなくすこと」です。物流が必要なければ、究極のジャストインタイムが実現した姿ともいえます。

現実問題としてそれはあり得ませんが、それに近づけることは可能なのではないでしょうか?

物流でのジャストインタイムが目指すもの

ジャストインタイムが理想とするものは、物流をなくすことと述べましたが、現実として

  • ・ 調達
  • ・ 荷物の積み下ろし
  • ・ ピッキング
  • ・ 運搬

など、さまざまな作業が必要となります。これらの作業は出来る限り

  • ・ 多頻度に
  • ・ 周期的に
  • ・ 停滞時間を短く
  • ・ 効率良く
  • ・ 安価に

という条件が求められます。

物流でのジャストインタイムの難しさ

ここにジャストインタイムの難しさが現れます。それは、効率を求めると回転率が悪くなったり、回転率を高めようとすると安価に行えなくなったりと矛盾が生じます。

このような矛盾を克服していくことによって、ジャストインタイムの理想を追求していくことができます。