現状把握のやり方

標準作業改善ではまず現状把握を行います。その方法をまとめました。

現状把握のQCDS

現状把握では、まずQuality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期・リードタイム)、Safety(安全性)の4点から把握します。この頭文字でQCDSです。これらを見える化することで、容易に把握することができます。基本的に4M(人、設備、方法、製品・原材料)について見える化を行います。

Quality(品質)

人ではスキル、設備では工程、製品・原材料では検査合格率で見える化すると良いでしょう。

Cost(コスト)

人では労働生産性、設備では設備の生産性、製品・原材料では在庫回転率です。

Delivery(納期・リードタイム)

人では正味作業、設備では正味生産時間、製品・原材料ではサイクルタイムの差を把握します。

Safety(安全性)

人では安全教育実施、設備では不安全箇所の把握、製品や原材料では危険な材料の数値化です。

PMの現状把握

QCDSの他に、Productivity(生産性)やMorale(モラル)を観点から問題を把握することがあります。