物流パッケージとは
物流パッケージには、さまざまな機能がパッケージ化されています。例えば、在庫管理や倉庫管理、受発注管理や代金の回収なども管理してくれるなどの機能があります。
物流パッケージを導入するにしても、運送業を中心としたシステムなのか、倉庫業を中心としたシステムなのか、製造業を中心としたシステムなのか、そのような業界によって求められることが異なってきます。
物流パッケージを開発している企業の商品を見ていても、「〇〇業者向け」などのように、業界に合わせた仕様にカスタマイズされたものが販売されています。
業種に合わせた物流パッケージを導入したとしても、やはり企業によって管理の仕方は異なります。
その場合には、物流パッケージをカスタマイズして使用するか、すでにある物流パッケージに合わせて自社の管理の仕方を変えていくかのどちらかになります。
物流パッケージの導入の前に考えるべきことがあります。それは、物流パッケージを導入してしまったら、その物流パッケージを改変していくことは、とても大変だということです。
人の作業のやり方であれば、マニュアル化やルーチン化などの作業はあるものの、改変は容易なのですが、ソフトウェアを改変していくためには、物流パッケージ業者と打ち合わせをして、プログラミングしてもらう必要があります。
まずは、できる限り、人が行う作業を最適化し、これ以上は物流パッケージを導入しないと改善が難しいという段階で、物流パッケージを導入すべきだと考えます。