物流改善の基本

近年、インターネットが普及し、ネット販売されているものを購入する機会が増えました。小さな会社でも物流を扱うようになってきました。しかし、消費者は品質の高い物流を望むようにもなってきていますので、小さな会社といえども物流改善を怠ることができません。

物流を改善したい場合には、ミスを穴埋めするような改善を行っていくことが多いと思います。その中でも多いミスが、荷物を間違ったり、送り先を間違ったりすることです。これらのミスは、人がチェックをする回数を増やすことで軽減ができますが、人件費が高くなり出荷にも時間がかかるようになります。そもそも、根本的な解決になりません。

物流の改善的な改善には、作業改善と設備改善があります。

物流改善1.作業改善

作業改善は人の作業の改善です。例えば、重たい荷物や頻繁に取り扱う荷物を、なるべく出入口の近くに棚を設置することで作業時間を短縮できます。微々たる時間の節約ですが、何度も行う作業であれば、それが顕著な差になってきます。

作業改善にはルールの改善もあります。例えば、ピッキング作業と出荷作業を同時に行うことで時間短縮ができないかどうかも、ルールの変更になるでしょう。

人の作業改善ですと、知恵を出し合って考える習慣が身に付きます。すると、人材育成にもつながります。また、置き場所や作業のルールを改善していくことは、改善コストがほとんどかからないというメリットがあります。

物流改善2.設備改善

作業改善が十分に行えて、飛躍的に物流改善を行いたい場合には、設備改善を行います。設備改善では装置やシステムを導入します。物流における設備やシステムは、とても高いコストがかかります。そのため、入念に設計をする必要があります。設備改善の設計では、その設備が投資になるのか負債になってしまうのか、費用対効果も明確に出す必要があります。

設備改善を行う前には、作業改善を徹底して行う必要があります。

テスココンポでは、設備改善を行うこともありますが、作業改善を物流改善の基本としています。物流の品質とコスト削減を両立させたテスココンポの物流サービスを、ぜひご検討ください。