物流の品質改善のアイテム「あんどん」
あんどんとは
あんどんを漢字で書くと「行灯/行燈」です。時代劇などで、夜の畳の部屋を照らすために、和紙で囲まれた明かりがあります。それを行灯といいます。
物流におけるあんどんとは、ミスがあったら教えてくれる回転灯や、ピッキングする商品が置かれている棚の場所を知らせてくれるフラッシュライトだったりします。
正しい商品をピッキングするためのあんどん
物流システムから出荷する商品の伝票が出力され、その伝票の内容に沿ってピッキングを行います。例えば、伝票にバーコードがあり、それをスキャンすると、棚の入り口のあんどんが光り、その商品が置いてある棚の場所を知らせてくれるシステムがあります。
このあんどんにより、ピッキングでのミスを軽減することができます。
物流が素早く行えているかを教えてくれるあんどん
出荷作業を行っているときに、理想的な作業時間や目標となる作業時間があります。その作業時間よりも早く作業が行えているかどうかで、道路の信号のように青・黄・赤で作業の進捗を教えてくれるあんどんがあります。
もし、あんどんがなければ、作業中に時計を何度も確認しながらの作業になります。その時間もいちいち頭で計算しなくてはなりません。また、作業に集中しすぎてしまったら、時計を見るのも忘れて、結局は作業終了後に作業時間が早かったのかそれとも遅かったのかを知ることになります。
作業時間を教えてくれるあんどんがあれば、あんどんが黄色になったら急いで行うようにできます。