サードパーティロジスティクスの業者選びはQCDS

サードパーティロジスティクスの業者選び

物流を一括でアウトソーシングする場合は、サードパーティロジスティクス(3PL)の物流業者に依頼します。その業者を選ぶ方法はさまざまあることでしょう。

何度もサードパーティロジスティクスの業者選びをしている会社であれば、その企業独自の選定方法や良い業者を選ぶポイントを熟知していることと思います。

新規事業を始めるなどして、物流の必要性を感じ、初めてサードパーティロジスティクスに物流倉庫を依頼するときには、何をもって業者を選ぶでしょうか。トラックの台数でしょうか。こちらの要望に応じてくれるところでしょうか。

業者を選ぶポイントはQCDS

サードパーティロジスティクスの業者を選ぶポイントはさまざまありますが、その中でも、特に「QCDS」に着目する方法をおすすめいたします。

QCDSとは、英語の頭文字を取ったもので、それぞれ「Quality(品質)」「Cost(価格)」「Delivery(納入)」「Service(サービス)」です。QCDSの概念が提唱されてからかなりの年数が経過しているので、最近では「F」「E」「H」など、さまざまな単語が組み合わさってきていますが、それは今回のコラムでは避けておきます。

Quality(品質)

さて、まず品質ですが、これは納期を守ったり、配送品や配送先を間違ったりしないことです。品質が高いことは、日本では当たり前のことですが、日本の経済は物流品質の高さが故に支えられているところもあります。

Cost(価格)

次にコストですが、品質が高くてもコストが高ければ、費用対効果が合わなくなります。サードパーティロジスティクスの企業でも、生き残りが厳しい時代になっていますので、品質とコストの両面を克服できた企業が生き残っていると言っても過言ではありません。

Delivery(納入)

次にDeliveryです。上ではこの意味を「納入」と書きましたが、納期や入手など、さまざまに訳されます。荷物を安全に運んでくれたとしても、納期に遅れてしまってはいけません。倉庫にも都合がありますので、早すぎてもいけません。やはりDeliveryは大切です。

Service(サービス)

最後にサービスです。電話での応対もサービスのひとつですし、企画提案をしてくれるかどうかもサービスです。

サードパーティロジスティクスの業者選びでは、おおよそこのQCDSを確認することで、信頼できる業者かどうかを見分けられると思います。サードパーティロジスティクスの業者選びで失敗したことのある方やお困りの方は、QCDSで選び直されてはいかがでしょうか?