物流の品質改善のための指標
物流の品質と聞くと、「商品でないのに品質などあるのだろうか?」と思われるかもしれませんが、物流にも品質があります。例えば、商品をお届けするときに、商品が壊れないようにすることや、商品をいち早く届けようとすることです。商品が壊れたり、お届けが遅れたりするようなことがあれば、「物流の品質が低い」ということになります。
ここでは、物流の品質を改善していくための指標をご紹介いたします。
欠品率
欠品率とは、商品を送ってもらいたいという需要があったにもかかわらず、商品が在庫切れで出荷できなかった割合のことです。在庫切れは、機会損失になります。しかし、欠品率を下げるために、在庫数を多く持ってしまうと、今度は在庫を保管するためのコストがかかってしまいます。欠品率の低減と、在庫をするためのコストは、バランスが大切です。
誤出荷率
誤出荷率とは、注文とは異なる商品や、数量を間違って送ってしまったり、出荷を忘れていたりしたミスの割合のことです。誤出荷率も、欠品率と同様に数値が小さいほうが良いです。商品の注文が入ると、出荷指図伝票が出力されます。その伝票に書かれた商品名や型番と数量を確認し、在庫している棚から対象のものをピッキングします。ピッキングされた商品は、ダンボール箱やパレットに入れられます。このときに、商品名や数量、送り先に間違いがないか、別の人が確認するなどして、ミスを減らしていきます。
誤配送率
誤配送率とは、間違った送り先に商品を届けてしまうミスの割合のことです。誤配送率は、伝票を作成するときに入力作業でミスがなかったかどうか、出荷時のピッキングをしたときにミスがなかったかどうかで決まります。
主な3種類の指標をご紹介しました。他にもさまざまな指標がありますが、会社独自で定めている指標もあるぐらいです。物流の品質改善のご相談なら、テスココンポまでお気軽にご連絡ください。