物流コスト削減の基本:ミスをなくす
ピッキングのミスを減らす
ピッキングでミスがあると、間違った商品を発送してしまうことになるため、送られたお客様からお小言をいただき、対応の時間に追われ、商品の引き取りや再配達にもコストがかかってしまいます。
本来ピッキングする商品は在庫数が多くなり、間違ってピッキングしてしまった商品は在庫が少なくなります。実際の在庫数とシステムの在庫数が合わないままだと、商品をピッキングするときに在庫が足りないことに気づくこともあります。
このように、本来は必要のないコストがかかってしまうため、コスト削減をするためには、ピッキングのミスを減らすことが大切です。
配送のミスを減らす
配送のミスは、本来送るべき人ではなく、別の人に商品を送ってしまうことです。伝票の出力ミスや伝票の貼り間違いがあったときに、配送ミスが発生します。
配送ミスがあったら、商品を送り返してもらう必要がありますが、その費用が余計にかかりますし、担当者のストレスもかかります。また、お客様にも迷惑をかけてしまうことになります。
コスト削減では、配送ミスをどのように軽減するかも大切なことです。
検品のミスを減らす
商品が入庫してきたときや、出荷するときに商品を検品します。検品では、商品に傷がないか、商品価値を保っているかどうかを確認します。
もし傷がついた商品を送ってしまったら、配送ミスと同様に、商品を送り返してもらうことになり、コストが余計にかかってしまいます。
ピッキングや配送、検品のミスについて述べましたが、これらのミスを軽減するためには、ルールや仕組みの構築と定着が大切です。