3PLサービスの通過型物流センター

3PLサービス(サードパーティーロジスティクス)には、通過型物流センターと在庫型物流センターがあります。このコラムでは、通過型物流センターをご紹介いたします。

通過型物流センターとは?

通過型物流センターとは、主に在庫を保管しておくための倉庫として利用されます。TC(トランスファー・センター)とも言われ、納品されてくる商品を配送する店舗毎にまとめ、送り先にルート配送します。

通過型物流センターのメリット

コンビニを想像してみてください。さまざまなメーカーの商品を仕入れて販売する店舗があり、毎日のように商品が売れて、補充していかなければなりません。

商品を補充するときには、メーカーに発注をするのですが、メーカー毎に商品が届いていたら、コンビニの担当者は、大忙しです。発注したものが届くたびに、それを受け入れて検品をして、陳列します。また、お客様の対応をしているときに入荷してきても困ります。

また、トラックが頻繁に来ると、コンビニの前の道路は、トラックで大渋滞します。コンビニに納品するお弁当やカップ麺だけのために、トラックが移動するとなると物流コストが高くなりますし、環境にも負荷を与えてしまいます。

そこで、荷物をいったん通過型物流センターに集め、店舗毎に注文された商品を箱に入れて、ルート配送します。配送には、トラック1台で済みます。