物流の品質改善とは？

物流には、お届けする品物の種類や数量にミスが無く、素早く時間通りに品物が届き、中身が損傷していない状態で届けし、しかも料金が安いことが理想です。この理想的な物流に近づけるために行うことを、「物流の品質改善」と呼ぶことにします。

ピッキングの品質改善

3PLサービスの在庫型物流センターでは、ピッキング作業があります。ピッキングにミスをすると、間違った品物がお客様に届いて迷惑をかけるばかりか、在庫数が合わなくなり、注文時にもご迷惑をかけかねません。

ピッキングでの品質改善のためには、「あんどん」と言って、ピッキングする品物が置かれている棚の場所を知らせる掲示板が光ったり、棚の電球が光ったりと、さまざまな方法があります。

通過型物流センターでは、送り先の店舗毎に箱詰めをしていき、なるべく少ない数の箱にまとめるようにします。箱や品物にはバーコードが付いていて、箱に入れるときや出荷のとき、配送が完了したときに、バーコードで間違いがないかチェックをするようにします。

素早く発送するためには、品物がなるべく物流倉庫の入り口に置いてある方が良いです。しかし、すべての品物を物流倉庫の入り口に置くことはできません。重たくて運ぶことが困難なものや、よく流通するものを物流倉庫の入り口付近に置くようにして、倉庫内での配送効率を高め、少しでも本日に出荷できるように工夫します。

商品を配送している間に、商品が汚れたり傷が付いてはいけません。そうなると商品価値を失って、お客様にご迷惑をかけるばかりか、補償の問題にもなりかねません。商品を小袋に入れて汚れが付かないようにしたり工夫します。