物流倉庫の低床と高床とは?

物流倉庫には、低床と高床の2種類があります。読んで字のごとく、低床とは床が低い倉庫のことで、高床とは床が高い倉庫のことです。これらの違いやメリットなどをご説明します。

低床の物流倉庫

低床の物流倉庫は、トラックの荷物を出し入れするためには、リフトが必要です。トラックの荷台は、地面から上にあるからです。まとまった荷物や重たい荷物の場合は、荷物がパレットに乗せられていて、フォークリフトを使ってトラックに載せたり降ろしたりします。

そのような作業は、フォークリフトの操作ができる人がいなければいけないので、誰でも行えるわけではありません。

高床の物流倉庫

物流倉庫での作業を効率化するためには、フォークリフトを用いての作業を、無くしてしまったらいいのではないかと発想して作られたのが、高床の物流倉庫です。

トラックの荷台の高さに床を持ってきて、簡単に荷物をトラックに積み込んだり、運び出したりすることができます。

ただし、トラックの荷台の高さが、トラックの種類によって異なっている場合があります。物流倉庫の高床の高さに合わせたトラックを選ぶ必要があります。

また、物流倉庫の床が高い位置にあるので、工事費が高くなる場合があります。しかし、トラックが入る場所を低くして、スロープで入るようにすることもできます。その場合は、トラックの出入りができる場所が広く取ることができないので、トラック輸送の効率を下げてしまう可能性もあります。