3PL物流から4PL物流に進化?
ここ数年で、3PL物流が進化して、4PL物流という名称が出てきました。今までの3PLに、物流コンサルティングという新しい概念が加わって4PLとなり、3PLの良さを踏襲しつつ物流提案を行ってくれるサービスです。
3PLでルート配送をしている物流倉庫があったとします。ルート配送ですから、そのルートに乗る荷物であれば、格安で配送してもらえます。これによって、コストを大幅に抑えることができた企業は、恩恵を受けて良いことだと思います。
3PL物流業者と言えば、物流コストを抑えるために、人員やトラックの台数、ルート便のタイミングなど、毎日決まった時間で働いています。荷物の数が増えてきたら、便数を増やして収益をアップさせたらよいと単純に考えますが、トラックの台数が1台増えると、それだけで大幅に費用が上がってしまうので、それに踏み切ることができません。
荷物をもっと預けたくても、現在の3PL物流では「別途料金です」となってしまいます。
そこで、4PL物流として物流の見直しから行ってくれる物流企業が出てきたら、「増えてきた荷物にも3PL物流で対応できるのではないか」ということになったようです。
これからどうなるかわからない4PL物流ですが、見守っていきたいと思います。