メーカー物流サービスを利用するメリット

メーカー物流とは、工場で製造された製品を一手に扱う物流拠点のことです。デパートなどの店舗にはTC(Transfer Center)があり、そこに納品する物流拠点のことです。メーカー物流代行とは、それをお客様に代わって構築するサービスです。

メーカーの製造量が増えてきたら、メーカー物流サービスを利用することで、物流コストを下げることができます。メーカー物流サービスを利用するメリットをいくつかご紹介いたします。

工場の土地を有効活用できる

自社で製造している製品の販売数量が増えたり、ラインナップが増えたりすると、製品の出荷件数が増えてくると、工場の生産能力を向上していかなければいけません。それに伴って、物流倉庫も増やしていく必要があります。

物流倉庫を工場の敷地内に構築することは、限界があります。納品先に合わせてトラックの出入りが増えることで、近隣への迷惑になることもあります。

そういったときに、メーカー物流サービスに委託することで、工場の土地を生産に仕向けることができるので、土地の有効活用ができます。

TCへの配送コストを下げられる

製造工場が、物流に最適化されていなかったり、TCの拠点から遠かったりすると、TCへの配送コストが高くなりがちです。

当社のような物流専門の倉庫で、かつ都心のTCに近い場所に物流センターがあると、TCへの配送コストを下げることができます。

配送コストは、そのまま製品のコストに上乗せされる場合もあり、製品の売れ行きに大きく影響します。配送コストを下げるメリットは大きいと思います。

ノウハウがなくても一流の物流センターを構築できる

物流センターの知識や経験がなくても、メーカー物流をアウトソーシングすることで、一流の物流センターを構築したことと同じになります。

物流センターを、外部のコンサルタントや物流センターの知識のある人材を雇っても、物流センターの構築に失敗し、多大な損失を出す企業があります。自社の物流センターを構築する前に、物流センターをアウトソーシングすることで、少しずつ物流の知識を蓄えていくことをおすすめします。

当社では、トヨタ生産方式を採用し、物流センターの品質工場に日々努めています。

自社工場の交通量を減らせる

自社工場から各TCに物流をする場合は、TC毎にトラックが入ってくる場合があります。そうすると、近隣の環境にも影響を与えるため、なるべくトラックの出入りが少ない方が良いと言えます。

メーカー物流サービスを利用すると、物流に最適な場所にある物流センターを、自社の物流センターのように利用できるばかりか、自社に出入りするトラックの交通量を減らすこともできます。

手間のかかる付帯作業から解放される

メーカーは生産が主たる業務ですが、製品として販売するためには、ラッピングや梱包などの付帯作業も必要になります。

生産量が少ないうちは問題ないのですが、生産量が増えてくると物流部門を構築し、ラッピングや梱包などの付帯作業も増えてくるので、人材の育成も必要になります。在庫管理や棚卸などの作業も多くなり、人員に負担がかかります。

メーカー物流サービスを利用すると、そのような手間から解放されます。

メーカー物流サービスのことなら、テスココンポにご相談ください。