リードタイム短縮と整流化

物流にはさまざまな工程がありますが、その工程間では、物の滞留を無くし細くて早い流れを作る事が大切です。

整流化とは、物流の作業工程で分岐や合流する工程を無くして簡素化し、一気通貫の流れをつくることです。リードタイムを短縮するための方法の一種です。

工程を捨てられないか?

物流作業で行っている工程を捨てることができないかどうかの検討をします。3つの工程を行っていた場合に、その1つをバッサリと捨てることができれば、その分だけ作業が少なくなり、リードタイムの短縮につながります。

工程が大きなものであれば捨てることができなくても、工程を分割して考えれば捨てることも可能になる場合があります。

工程を統合・結合できないか?

工程を捨てることができなくても、別々に行っている工程を統合・結合して、一つの工程にすることができないかを考えます。

例えば、検品作業と梱包作業を別の工程で行っていたとしたら、検品と同時に梱包をしてしまうように、作業を結合させられることもあることでしょう。

並べ替えられないか?

とある工程を、別の工程と順番を並べ替えることで、リードタイム短縮につながらないかどうかを考えます。

工程を簡素化できないか?

難しい作業を誰でもできる簡単な作業に変更したり、簡単な作業でも、もっと簡単にできないかを検討したりします。

例えば、ダンボール箱をガムテープで組み立てるものであったら、ガムテープを使わないで組み立てられるダンボール箱に切り替えるようなことです。