物流のムダの改善

人が行うあらゆる作業には、必ずムダが発生しているはずです。そのムダを改善するためのポイントとして、「トヨタ式7つのムダ」があります。これを基に物流におけるムダの改善ポイントのヒントをまとめました。

発注しすぎはないですか?

例えば、4個の商品を発注するときに、「5個の方が切りがいいから」ということで、1個余分に発注することはございませんか? これは、トヨタ式では最悪のムダと考えます。

人が待っている状態はありませんか?

物流で、品物が来るのをボーッと待っている人はいませんか? 例え、その時間が1分だったとしても、その1分はムダです。

在庫している品物にムダはありませんか?

在庫している品物のムダには3種類あります。1つ目は、在庫したまま流通しない品物があるかどうかです。2つ目は、過剰に在庫していないかどうか。3つ目は、在庫しているものが消費期限切れになったり、不良品だったりしていないでしょうか?

品物を運ぶ距離を短くできませんか?

トラックから品物が運び込まれたときに、その品物を倉庫の空いている場所に置きます。トラックからその空き地までの距離を、もっと短くすることができたら、作業速度も速くなります。

物を置く場所は決まっていますか?

普段使う道具は、置く場所を決めて、それを共有できていますか? 例えばハサミが見当たらなくて探す時間があったとしたら、その時間は何の成果も生み出しません。

作業が属人化していませんか?

「あの人がいないから、この作業ができない」というものがあったとしたら、それは致命的です。

配送ミスが頻繁にありませんか?

配送ミスはあるものですが、そのミスを場当たり的に対処するのではなく、そもそもの原因を追求して改善しましょう。