トヨタにおける７つのムダ

トヨタ自動車ではムダと考えている７つの項目があります。その７つのムダについてご紹介します。

１．造り過ぎのムダ

造りすぎのムダを、トヨタ自動車では最悪のムダと位置付けています。

手待ちのムダとは、仕分リストの発行待ちや、物が流れてこないために待っている状態、段取りを変更するときの待ち時間などです。

在庫のムダには、滞留在庫、過剰在庫、不良品在庫の３種類があります。

運搬のムダとしては、長い導線や搬送場所が不定であること、運ぶタイミングの悪さといったムダです。

動作のムダとしては、物を探し回ったり、物を取ったり置いたりする動作が繰り返されること、手ぶらで歩き回ることなどが挙げられます。

属人化ともいうべき作業者まかせの手順、設備不良の補助動作、過剰な検査や検品などが挙げられます。

不良品が出ることは実際にあることです。その不良品が出たときに、品質不良の対策不足や不具合の場当たり的な処理、そして、品違いによって発生する後処理などが、不良・手直しのムダとされています。