3PLサービスとは
3PLサービスとは
3PLとは、サードパーティロジスティクスの略です。第三者的な物流業者に配達業務などを委託することです。3PLサービスとは、3PLを行っている業者のサービスになります。
ある品物を購入することをお考えください。その物を販売している業者と購入する業者が存在します。通常であれば、受注をした業者が品物を配送します。その配送を別の業者に委託することが通常です。そのような委託先の業者のことを3PLといいます。
3PLサービスの種類
3PLサービスにはさまざまな種類があります。単に配送を依頼されて、依頼主の物流倉庫から配送先の店舗まで配送するという3PLサービスがあります。
もしかしたら、そのような配送ではトラックのコンテナに空きスペースがあるかもしれません。コンテナはできる限り満杯にして配送した方が、効率が良いです。しかし、発注した業者の荷物だけではコンテナが満杯にならない場合は、配送ルートの途中や多少寄り道する程度であれば、別の荷物をついでに運ぶこともできます。その場合は、格安で荷物を運ぶことになったとしても、物流業者としては燃料費がお得です。
このように、ついでに荷物を運ぶことをシステム化して、3PLサービスとして行っている業者もあります。
また、大手百貨店では、トラックが出入りできる台数に限りがあります。そういった場合に、郊外の倉庫に搬入する荷物を一手に集めて、トラック1台にまとめて配送するといった3PLサービスもあります。そのような3PLの倉庫のことを、共同配送センターといいます。
3PLサービスの在庫型物流センターについては、こちらをご覧ください。また、3PLサービスの通過型物流センターについてはこちらをご覧ください。
3PLサービスのメリット
このように、3PLサービスではトラックの輸送効率が高まるために、低コストで荷物を郵送することができます。
それだけでなく、3PLサービスを提供する業者は、物流のプロフェッショナルです。物流の効率化を自社で取り組むのではなく、3PL業者が行った方が、やはり「餅は餅屋」です。
また、物流の量は一定とは限りません。自社のみでトラックを準備するのであれば、過渡期に合わせてトラックの台数を確保する必要があります。そのため、閑散期ではトラックが遊んでしまいます。3PLサービスを利用することで、負荷を平準化することが可能になるというメリットがあります。