物流を改善するための「なぜなぜ」

物流改善の要点

物流を改善していくためには、まず何を改善していく必要があるのかを知る必要があります。基本となることは、物流における生産性の改善です。物流の生産性には、いくつかの要素に分割できます。それは、

  1. 1.スピード
  2. 2.品質
  3. 3.物量

これを言い換えれば、たくさんの物を間違いなく素早く届けることです。この3点を改善していくことです。それによって、そして必要なものが必要なタイミングで必要な量だけ届くことにつながります。これが、物流改善の要点です。

物流を改善するトヨタ生産方式の「なぜなぜ」

トヨタ生産方式は世界的に有名になり、海外では日本国内よりも当たり前に導入されています。英語で書かれたトヨタ生産方式に関する書籍も多数あるぐらいです。小さな物流倉庫でもトヨタ生産方式を取り入れてもらいたいものです。

そのトヨタ生産方式では、トラブルがあったときに、その真因を掴むために「なぜなぜ」を繰り返します。

「トラブルがなぜ発生したのか」、その原因に対して「なぜその原因が発生したのか」を繰り返していきます。

具体的な改善については、「物流改善の基本」をご覧ください。

「なぜなぜ」の注意点

なぜなぜを行っていくときに注意すべきことは、人の言動に焦点を当てすぎないことです。なぜなぜを行っていくうちに、「上司の指示が悪い」となりがちですし、酷いものには「社長が悪い」という具合になります。

あくまでも、トラブルの改善のために、現場で何ができるか、現場で対応可能なのかを判断するものですので、人の悪口にならないようにしてください。

テスココンポでは、トヨタ生産方式を導入したいとお考えの物流倉庫の物流コンサルティングも行っています。自社の物流倉庫の改善を行いたいとお考えであれば、ぜひご連絡ください。